【攻め】AI時代における「プロの価値」の再定義
生成AIの登場により、誰もが簡単に文章や画像を作れる時代が来ました。しかし、AIに指示(プロンプト)を出すだけで、本当に消費者の心に響く「唯一無二の価値」は作れるのでしょうか?
制作の現場では今、AIによる効率化と引き換えに、ブランドの独自性や権利の安全性が損なわれるケースが増えています。AIは強力な武器になりますが、それを使いこなすのはあくまで「人間」であり、そこにはプロフェッショナルとしての倫理と視点が欠かせません。
AIに丸投げしたアウトプットは、ブランドの差別化を奪います。
AIによる推敲は一見整って見えますが、「文脈の深読み」や「ターゲットへの情緒的な訴求」が抜け落ち、どこかで見たような「平均的な(つまらない)アウトプット」になりがちです。AIは『それっぽいもの』を速く作るのが得意なのです。
心を動かす『一歩踏み込んだ表現』は、人間同士のやり取りからこそ生まれます。
クライアントの背景を理解し、責任を持って『正解』を選び取るのは私たちの仕事です。
「選別し、責任を持つ力」こそがプロの価値であるとボンドは考えています。
【守り】権利侵害のリスク管理(コンプライアンス)
生成AIは業務効率や表現の幅を広げる便利なツールですが、利用方法を誤ると肖像権・著作権の侵害につながる可能性があります。AIを「ただの時短ツール」に終わらせず、安全かつ最大限に活用するために、ボンドは以下の点に注意しながら活用することを推奨しています。
肖像権に関する注意
• 顔が判別できる写真や動画を使用する場合は、必ず本人の許可を得る
• 社内資料であっても、人物が特定できる画像の取り扱いには注意する
• 可能な場合は、顔をぼかす・後ろ姿にする・イラスト化するなどの配慮を行う
• 子どもや利用者、患者などの画像は原則使用しない
著作権に関する注意
• 文章・デザイン・音楽などは、自ら作成したもの、または使用許諾があるもののみ使用
• 書籍、新聞、Web記事などをそのまま入力・転載しない
• ロゴ、キャラクター、楽曲名を含む生成依頼は避ける
• 引用する場合は、必要最小限とし、出典を明記する
安全に活用するための基本ルール
• 外部に公開できない情報は、生成AIにも入力しない
• 個人名や企業名は可能な限り匿名化・架空化する
• 判断に迷う場合は、使用を控える
生成AIのルール違反が続いた場合、サービス側から警告や機能制限、アカウント停止などの措置が取られる可能性があります。それ以上に、権利侵害による信頼低下やトラブルにつながることがあるため、十分な配慮が必要です。
※本内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、各サービスの最新の利用規約や法的判断を保証するものではありません。
作り手の想い
ここからは、林に代わり社員Mが制作者としての想いをお伝えします。
私はイラストレーター、デザイナーとして制作に携わる仕事を長年してきました。
クライアントの要望に添い、かつその先のお客様まで届く表現を考え、作り出し、喜んでいただけることを常に目標としています。
ボンドに入社したのは、この想いがボンドの理念と共通しているからです。
昨今の、AIが瞬時に生み出す文章や画像、イラストやデザインには驚きと共に、怖さと複雑な想いを抱えています。
AI任せにして、「なんとなくで良い」「早く済めば良い」というニーズが圧倒的で、考えて作る作業時間を消すことが支持されるような流れにどんどんなっています。
「どうしたら伝わるか?」を悩み考える「大切な想いや時間」が抜け落ちていることに、ゼロから作り出してきた側として、怖さと違和感を覚えています。
AIはゼロから何かを作り出すことはできません。人間が長い時間をかけて試行錯誤し積み上げてきたものを使って表示します。
例えば画像を生成すると、まるで自分が作りあげたかのような気持ちになりますが、あくまでも材料はたくさんの人が作った物であり、AIはそれを上手く組み合わせているのです。
AIを使用される際は、「人がものを作り上げる過程」の意味や価値を頭の片隅に置いていただければ、作り手としては嬉しいです。
